MKB様邸新築工事

これからここに建築いたします。工事会社として近隣の方々へ挨拶廻りを行いました。

地鎮祭を行いました。これからの工事の安全をみんなで祈願しました。

基礎工事が始まりました。まず捨てコンクリートを打ってそれから割り栗石を敷き詰めます。

防湿フィルムを転圧した割栗石の上に敷き詰め、鉄筋を配筋します。

べた基礎底盤の鉄筋はＤ１３＠１５０ｍｍで配筋します。

べた基礎底盤の厚さが１５０ｍｍ以上になるようにコンクリートを流し込みます。

べた基礎底盤の厚さが１５０ｍｍ以上になるようにコンクリートを流し込みます。

底盤のコンクリートが固まりました。基礎立上がり部分の型枠を設置します。ホールダウン金物用のＭ１６アンカーボルトを位置出し器具（当社オリジナル品）を使って型枠に固定します。

コンクリートを型枠に流し込みます。

土台を留めるアンカーボルトをコンクリートが固まる前に植え込みます。

コンクリートが固まりました。型枠を取り外し基礎の天端をモルタルで水平に慣らします。（今回はセルフレベリング剤で基礎天端を水平にしました。）

長いのはホールダウン金物用のアンカーボルトです。

設備配管の逃げはコンクリート打設前にしておきます。

基礎天端に墨出し。

プレカットされた土台、根太、大引きを現地に搬入。

キソパッキンを挟み、土台を基礎の上に載せていきます。

土台を敷きこみ、根太をはめ込みます。
プレカットされているので番号通りにはめ込むだけでＯＫです。

根太を下から支える大引き。ジャッキ式の鋼製束で支えます。

土台と根太の天端が水平になるように鋼製束で調整します。

床下の断熱材受け金物を根太間に取り付けます。

断熱材を根太間にはめ込みます。これもあらかじめ工場で定寸にカットしたものです。

床下断熱材の施工完了。全て工場で加工済みのものを組み立てるため、現場での作業はスムーズです。何事も段取りが大切です。今日はここまで。

構造用合板を敷き詰めます。

構造用合板を根太に釘打機で釘止めします。
構造用合板と土台と根太が一体となり剛性の高い床組みが出来上がります。

柱が立つ位置は構造用合板を切り欠きます

１階柱を立てます。柱はプレカット工場で加工され番号が刻印されていますので、番号通りに立てればＯＫです。

２階床梁を並べます。これにも全て番号が打ってありますので、番号通りに並べます。

２階床梁を１階柱の上に載せます。

プレカット工場で加工済みなので組み立てるだけですが部材はかなり重いので大工さんは大変です。明日はレッカーを手配してますので効率よくすすむと思います。

今日はレッカーで重たい部材を持ち上げます。

レッカーで吊るして２階床梁を組み立てます。

プレッカットされた部材は精度がよく、少し叩き込んで接合します。

２階床梁が取り付いたので垂直を見ながら仮の筋交いを取り付けます。

２階床根太を取り付けています。大工さんは高いところでもスイスイ歩くのでスゴイです。

２階床根太も工場で全て加工していますので、現場でノコギリを使うことはほとんどありません。

２階床根太が全て取り付きました。今度は１階床と同様に構造用合板を敷き詰めていきます。

構造用合板を貼ったところは作業スペースになります。作業の安全性も向上します。

２階の床組みが出来上がりました。

今日はここまですすみました。あとは２３日に上棟する予定です。

天気もよく絶好の上棟日和です。２階柱を立て、小屋桁梁を載せます。

小屋束を立てています。

小屋束の上に母屋を載せています。

１１時、棟が上がりました。今日は大工８人で棟上げしているためハイペースです。

垂木を施工しています。

垂木の施工完了。

屋根野地板をレッカーで持ち上げています。

屋根野地板を垂木に取り付けます。

屋根勾配が８寸なので少し手間取りました。

垂木と野地板を下から見たところ。ＧＵＴＴ工法は垂木にツーバイフォー材を使います。

夕方６時、野地板施工完了。来週は筋交い、間柱、金物の取り付けです。

仮の筋交いを取り外し、筋交いと間柱を取り付けて行きます。筋交いの材種は米松で断面は４５ｍｍ×９０ｍｍです。

小屋桁と垂木の接合部にはハリケーンタイという金物をＺＮ４０という釘で取り付けます。金物は指定された専用の釘やビスで取り付けないと異種金属の電位差による腐食で経年変化に対する耐久性が著しく悪化してしまいます。

柱の柱頭、柱脚は全て金物で補強します。これはニートプレートという金物です。柱一本一本を全てＮ値計算し地震時の柱の引き抜き強度に対応した金物を適切に施工して行きます。

筋交いの端部は筋交いプレートという金物で接合します。この柱はＮ値計算で羽子板ボルトによる補強が必要なため土台の下から羽子板ボルトで柱脚を引っ張っています。

これはホールダウン金物といいます。計算上比較的大きな力のかかる柱に取り付けます。アンカーボルトは直接基礎コンクリートに４０ｃｍ埋め込んだものです。基礎工事の段階でアンカーボルトは設置しておく必要があります。しかし位置合わせがなかなかむずかしい。この柱は「くるぴた」使ってます。

１階の天井（２階床の裏）を見たところ。根太は３３３ｍｍ間隔です。ＧＵＩＴＴ工法は２階床根太もツーバイ材を使います。

筋交い、間柱、金物の施工を完了。屋根勾配が８寸なので屋根にも足場を架けています。

基礎から１ｍは防腐防蟻処理をします。土台はヒバを使っていますので薬剤の塗布は要りません。

内壁の石膏ボードを止める下地を作ります。

天井の下地も３３３ｍｍ間隔で作ります。メーターモジュール用の石膏ボードを張ります。

建物正面のサッシを室内側から見たところ。
アーチ型のＦＩＸ窓がお洒落です。

屋根工事も完了し、サッシ枠もほとんど取り付けました。明後日は土木事務所の中間検査です。住宅保証機構の中間検査も明後日の予定です。

中間検査も無事に終了し、工事も順調に進んでいます。写真はベランダの防水工事が完了したところ。プロムナールーフという板金で防水します。工具などの重たくて硬いものを落とすとキズが付くので余った断熱材（４０ｍｍの発泡材）で養生しています。

外壁の工事が始まりました。サイディングを貼る前に透湿防水シートで建物全体を防水します。

屋根軒天の写真。外部は全て不燃の材料を使います。

外部サイディングの取り付けは金具で留めていきます。サイディング板は工場で塗装された不燃材です。この製品は木に見えるように模様がついています。

内部は各部屋の鴨居が取り付き、石膏ボードの下地も完了しました。

設備機器が取り付く場所には配管を行います。水色が水道でオレンジ色が給湯です。

電気の配線工事は石膏ボードを貼る前に行います。壁の中や天井裏に電線を通して行きます。

コンセントボックスです。巷のローコスト住宅には付いていない場合があります。石膏ボードに表面のプレートだけを取り付けているのです。あなたの家は大丈夫ですか？

床にフローリングを張っています。東洋テックスの複合フローリングですが、溝がＲ加工されていて表面の単板も厚いので無垢のような質感があります。ワックスをかけると素晴らしい輝きを放ちます。いろいろと使ってみましたが、このフローリングが最高です。

床にフローリングを張りました。キズが付かないようにＭＤＦボードで養生しています。

壁に断熱材を入れて行きます。今回のこの建物は充填断熱（内断熱）です。７５ｍｍのロックウールを使用しています。住宅金融公庫の省エネ住宅設計基準に基づいて施工しています。

建物外周部の壁に隙間なく断熱材を充填しました。ロックウールはグラスウールと同様の繊維系の断熱材ですが石（ロック）を原料にしたものです。

階段を取り付けています。

階段の部材も工場でプレカットされたものです。現場では組み立てるだけでＯＫです。

外壁工事もここまで進みました。あと２日程でサイディングは貼り終わります。

ユニットバスを組み立てました。階段はキズ付かないように養生カバーを被せています。

内部建具を取り付けました。框組みのドアは重厚感があり無垢のドアよりもキズに強いのでお勧めです。

サイディング工事が完了しました。あと１０日程で足場が外れます。

サイディングの継手にはシーリングを行います。水色のテープではみ出さないようにマスキングをしています。

洗面所の換気扇です。ダクトで外部に排気します。トイレにも同様に換気扇を取り付けています。当社は必ず付けていますが標準では付いていない会社が多いです。案外忘れがちなので注意しましょう。

天井に石膏ボードを貼っています。天井にも隙間無く断熱材を入れています。

キッチンシステムが取り付く壁から換気扇用のダクトを出しています。換気扇はシロッコファン（ターボファン）タイプが吸い込みが強いのでお勧めです。

リビング天井の石膏ボードが貼り終わりました。集成の大きな梁が表しになった吹き抜けは頂点で６ｍ程あります。壁と天井にクロスを貼って、梁に塗装をして仕上げます。

リビングの吹き抜けの壁にはガラスブロックみたいなＦＩＸ窓を配置しています。

外部の飾りです。輸入住宅のデザインにはかかせないアイテムです。車に例えるとエアロパーツみたいなものです。米国のスタイルマーク社製です。

屋根に塗料が付かないように養生して、破風に塗装をします。

軒裏のボードを留めた釘穴にパテを埋め、塗装して仕上げます。

軒裏の塗装完了。

ベランダの天井も吹き抜けです。南面の妻側に窓を追加したのでベランダはかなり明るくなりました。リビングにも十分な光が確保できます。

内部は和室の造作をしています。これは和室とリビングの境に取り付く敷居です。３枚の引き戸が戸袋に収まる仕様ですのでかなり幅が広いものになりました。

和室の戸袋が完成しました。

最近の和室は大壁（柱がボードで隠れる造り）ですので大工が腕を振るうところは少なくなりました。写真は押入れの敷居を加工しているところです。

床の間の床柱と落とし掛けです。まだボードを貼ってないので変な感じです。床柱と落とし掛けは楓です。

外部は破風の塗装が終わり、雨樋を取り付けました。あとは足場を解体する前に外部にキズなどがないかチェックして完了です。

玄関の上に付いているクロスヘッド（飾りです。車に例えるとエアロパーツ。）ですが、取り付けしたビス穴をパテ埋めして塗装して仕上げます。写真はパテが痩せた？のか施工が悪い？のかくっきりとビス穴が分かります。もちろんやり直します。

外部の足場を解体しました。

玄関収納です。壁に固定するため、背面には石膏ボードではなくラワン合板（コンパネ）を貼っています。石膏ボードにはビスが効かないので。

クロス工事が始まりました。室内の出隅は樹脂製のコーナーテープを貼って下地の石膏ボードを補強します。

和室の窓枠はヒノキの集成材です。内障子用のレールが加工されています。

和室の床の間と押入れ部分です。石膏ボードを留めたビス穴やボードの継ぎ目にパテを埋めてクロスを貼る下地を整えています。

システムキッチンを取り付けました。当社ではコスト削減のため大工が取り付けします。普通メーカーが施工するケースが多いと思いますが５万円ほどかかります。、大工さんに施工してもらった方がミリ単位の納まりが可能です。しかもタダで・・・

流し部分です。食器洗い乾燥機とガスコンロは設備業者とガス業者が取り付けます。上でタダと書きましたがあまり無茶を言うと大工さんもブツブツ言い出しますのでそのあたりの見極めが大切です。

吹き抜けのリビングに内部足場を架けました。
梁の塗装とクロス貼りに使います。ちなみに天井高は頂点部分で６ｍ程あります。

玄関の土間にタイルを貼るための下地を作りました。

玄関ポーチのタイル下地を造っています。

リビング吹き抜けの梁を塗装しました。木目を生かしたステイン塗料です。

和室のクロスが貼り終わりました。やっと和室らしく見えるようになりました。

洗面化粧台を設置しました。

トイレも施工完了しました。便座にはキズ防止のカバーが付いています。いよいよあと１週間ほどで完成です。

玄関ポーチのタイルを貼っています。

内部はクロス工事が順調に進んでいます。

和室入り口の３枚引き戸です。

全開にするとこんな感じです。全て建具は戸袋に入り込みます。

引き戸の側面には引っ張りだすための金具が付いています。

クロスが貼り終わったらスイッチやコンセントを取り付けていきます。

外部の給排水工事をしています。

ガスはプロパンガスです。ガスボンベを隠すボンベカバーを取り付けました。

リビングのクロスが貼り終わりました。表しの大梁がいい感じです。

和室の内障子を取り付けました。

ユニットバスも器具付けが終わりました。メーターモジュール用の浴槽は大きくていいです。

階段の手摺を取り付けました。これもバリアフリー仕様の一部です。

内部のクロス工事が終りました。工事の完了検査も無事終了し、あとは清掃をして工事完了です。

リビングの吹き抜けです。ガラスブロック調の窓がアクセントとなり開放感を演出します。

和室の入り口です。３枚の引き戸は全開できるように戸袋の中に納まるように設計しています。

リビングの吹き抜けの東側です。大きなアーチ窓は輸入住宅デザインには欠かせません。

内部の清掃が完了いたしました。毎回、最初にチェックするのはベランダのプロムナーです。板金で防水しているのでしっかり養生していても凹みやすいのです。今回は無事でした。

窓ガラスもキレイに清掃しました。網戸や組子格子の取り付けをしてサッシ工事は完了です。

リビングの入口は親子ドアを付けています。

リビングに照明器具を取り付けました。

システムキッチンです。レンジフードは同時給排気式です。

最近どのメーカーもフロアスライド式のキッチンが主流になりました。

和室に畳が入りました。敷居に段差がないバリアフリーの和室です。

クローゼットの内部は店舗用のシステム部材で組み上げます。棚の高さはもちろん段数を増やしたりハンガーパイプを２段にしたり組み合わせは自由です。とりあえず写真が標準の仕様です。

外部の工事も完了しました。上棟から６０日で完成です。
以上でこの現場レポートは終了です。
次のレポートは６月中旬より開始します。
大野城市筒井３丁目　Ｍ様邸新築工事
工期 2002/3/7～2002/5/24