鉄道マニアなら何のことかすぐに解ると思うけど
一般人はたぶんアレを連想するでしょうね(笑)
今やってるブルートレインのレストア作業も今週いっぱいで完了予定です。
最初は両サイドの窓だけだったのですが、予想外の展開で東区から工期を延長してもらえたので、だったら全部のガラスを換えようということになりました。
極秘ルートで50年前の国鉄ナハネフ22の設計図書からガラスの寸法図を入手。
それを元にアクリル板でフロントガラスやその他小窓を加工してもらい
昨日と今日でその取り付け作業を行いました。
HゴムとはすなわちH型の断面をしたゴムで下の溝と上の溝にそれぞれ車体の鉄板とガラスを差し込んで窓を固定するゴムのことです。
こんなの今時滅多に使わないので、施工できる人を探すのが大変なんですが
居ました!丁度いい人材が!!!(私のバイクの主治医です)
で相談してみたら、やっぱりOKでした。
まずは古いアクリル板を外します。
次に新しいフロントガラスに新しいHゴムを取り付けます。
ここまでは思っていた通りの流れです。
でもここで不思議な光景を目にすることに
なんか細いロープのようなものをHゴムの溝にグルりと回しています。
そして下の溝を車体の鉄板に入れて、さっきのロープを引っ張ると
おお!なるほどね~ファスナーを留めるようにHゴムが車体の方にキレイにはまって行くじゃないですか!
久々に感動しました!さすがです。
一枚目のフロントガラスが試行錯誤しながらで3時間
でも2枚目は1時間で完了!
要領を掴んだら早い早い!予定通り無事に施工完了しましたよ。
でも残念なのが図面どおりに作ったアクリル板なのに車体にキレイに合わないところがあるってこと。
なんとか最大公約数的なところで収めてますが、ちと残念な仕上がりです。
ナハネフ22-7なので7台目に作られた車両らしいから、たぶん図面はもっと後の量産体制が整った後の図面なのかも・・・
きっと50年前は最初のうちは手作りみたいなものだったのでしょうね。
今回はホント貴重な面白い仕事をさせてもらってます。
考えながらモノを作っていく(直していく)仕事はやっぱ最高ですね!
注文住宅:福岡:エーワンディヴェロップ
Hゴム
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