月別アーカイブ: 2011年11月

ローコスト住宅の設計

某不動産会社からの依頼で間取りを作っています。
敷地の形状が変形しているのでなかなか上手く収まらず
おまけに1200万円程度で建てられる家を・・・とのことなので
コストのことも考えながらプランを作っています。
とりあえず現時点で作った間取りがこちら
100.61㎡の4LDK
1F20111130.jpg 2F20111130.jpg
敷地の形状と隣地の建物のことを考えて、ファサードを決めます。
で外観はこちら
image5.jpg
バルコニーはオプションにするかな。
image4.jpg image3.jpg
で外観を少し弄ってみる。
2011113003.jpg 2011113002.jpg
更にもう一度時間を置いて再考
113003.jpg
さて、1200万円以内で出来るのか?
次は原価の積算です。
福岡の注文住宅・新築一戸建ては

ギミックを考える

20070119.jpg
ギミックとは仕掛けという意味
TVであってる「匠」という言葉が一躍有名になったあの番組で、もはや当たり前のように
なりつつある仕掛け達・・・
色んな工夫を凝らして視聴者を驚かせるわけですが
実際に使えるギミックって実は案外少ないんですよね~
写真は仏間のお仏壇の裏側の掃除がし易いように引き出せるカウンターを作ったときのもの。
まあこれ位なら誰でも考え付く訳ですが・・・
最近思うのは家事が楽になるギミックや
お布団を干さなくてもベットごとスライドして外に出せる仕組み
が出来れば面白いだろうなぁ~って考えます。
寝室の上に窓があればベットを出さなくてもお布団に陽を当てられるので
難しい仕組みを作るよりもそっちの方が簡単かな。
昔メカ設計やってた頃によく使ってたタキゲンhttp://www.takigen.co.jp/jp/index.do
ここのWEBサイト見てたらワクワクするのは私だけかな(笑)
福岡の注文住宅・新築一戸建ては

ホームページに出てない家たち②

20111125.jpg
写真の日付をみたら1998年12月31日
まだ長女は2歳で次女は生まれていない頃ですね。
もう13年前ですね。
デジカメは無かったのでプリントした写真をスキャナーで読み込みました。
しかし今見てもデザイン的にはイケてませんか?
サッシとか少し時代を感じますが大きなバルコニーといいロフトに付いた窓といい
昔から自分の住む家ならこうする!というイメージを描きながら設計してました。
時代と共に、また私自身が年齢を重ねると共に建てる家のスタイルも少しづつ変わって
来ましたが、基本カッコつけなんで!(笑)
左端にはまたシャア専用が・・・この頃は最新型のSTEPWGNだったのです。
ちなみに「子供と一緒にどこ行こう♪」のCMにやられてRX-7から乗り換えました。
まだ俺も30歳の頃だもんな~若かった^^;
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ホームページに出てない家たち

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2000年にホームページを開設する前ももちろん工務店をしていた訳で・・・
過去の写真を古いハードディスクから引っ張り出してみました。
この建物 102㎡で外構工事込みで1370万円で請け負ってますね。
昔の見積もり書の中身を見たところ、基礎工事が今はもっと高くなっているのと
外壁が当時は12mmの釘留めだったので今はもっと高くなってます。
その他、諸々当時よりも値上がりしているモノが多々ありますが
それでも1500万円あれば十分建ちそうですね。外構で100万位掛かってるから建物本体は1400万円ってとこかな・・・
10数年前はこのような100㎡前後の家が多かったのですが、最近請け負っている建物は120㎡をかるくオーバーした大きな家ばかりです。
なんか懐かしいですね~
ちなみに写真に写っている赤い車は以前乗っていたヤツです。
今乗っているのは2代目。ステップWGNは初期型の赤いのが一番のお気に入りです(笑)
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コストを抑えるには

マイホームを構成するコストを分解してみましょう。
◆まずは土地(建設地)
当社のお客さまは土地(建設地)から購入してマイホームを建築される方がほとんどです。
この土地というものには用途地域というものがあり、建蔽率、容積率がそれによって異なります。
例えば同じ町内でも道路1本隔てれば建蔽率も容積率も異なる場合があります。
そうなると建てられる建物の大きさが異なる訳ですから土地の価値も当然変わってきます。
解りやすく例を挙げると同じ町内の道路を隔てて真向かいに同じ50坪の土地があったとします。
一方が一種低層住居専用地域 建蔽率40% 容積率60%の土地
もう一方が第1種住居地域 建蔽率60% 容積率200%の土地
道を隔てて真向かいなのでロケーションはさほど変わりません。
もし仮にこの両者が同じ価格で売りに出てたらどちらを買うべきか・・・
前者は50坪×60%で30坪までの建物しか建てられませんが、後者は50坪×200%で100坪の建物が建てられる計算になります。
厳密に言うともう少し複雑な計算をしなければならないのですが説明を簡単にするとこういうことです。
個人住宅であれば差は余り感じないかも知れません。100坪の個人住宅とか現実的ではありませんからね。
ですが、ここに賃貸アパートを建てると考えると、その差が賃収に大きく影響することが解ると思います。大きな建物の方が沢山の部屋を作れる訳ですから賃収も大きくなりますね。
すなわち容積率が大きくて安い土地がコスト的には有利と判断できますね。
◆そして設計です。その土地にどんな建物を建てるのか・・・
この設計費用は建てる建物によって異なります。平屋・2階建てと3階建てでは当然構造計算の差が出ますし、木造とそれ以外でも異なります。
ここでは仮に40坪の木造の建物を建てる場合で比較していきます。
まずは平屋から
単純計算で基礎が40坪、屋根も40坪必要ですね。
構造躯体は2階が無いので大きな梁は必要ありませんし、柱の本数も2階建てに比べると比較的少なくなります。
外壁は面積で計算すると40坪=132㎡ですから、外周をメートルに直すには
√132=11.48m×4辺=45.92m
これを面積に直すには階高3mとして45.92m×3m=137.76㎡です。
設備機器は2階建と個数が変わらなければ同じです。
これらに原価を掛けてみます。
基礎=40坪×38,000円=1,520,000円
屋根=40坪×11,000円=440,000円
外壁=137.76㎡×8,000円=1,102,000円
-----------------------------------—
合計                3,06,2000円  -①基礎・屋根・外壁の原価
そして2階建てです。
基礎は40坪÷2階=20坪
屋根も40坪÷2階=20坪
構造躯体は2階の床支える大きな梁が必要なので柱の本数も平屋よりも増えます。
外壁の面積は1フロア20坪=66㎡ですから
外周は√66=8.12m×4辺=32.48m
これを面積に直すには階高3mとして32.48m×3m=97.44㎡です。
2階建てなので97.44㎡×2フロア=194.88㎡
これらに原価を掛けてみます。
基礎=20坪×38,000円=760,000円
屋根=20坪×11,000円=220,000円
外壁=194.88㎡×8,000円=1,559,040円
-----------------------------------—
合計                2,539,040円  -②基礎・屋根・外壁の原価
以上の結果から平屋と2階建てで同じ面積の建物の場合、平屋の方がコスト的には高くつくことが解ります。
まあ原価で50万円位の差ですから総額からの割合からするとごくわずかな差かも知れませんが、知っていて損はない知識です。
次に設計段階で決まる使用材料になりますが、、既製品を上手く使って建てることです。
これは設計段階からコストを頭に入れて設計する必要があります。オリジナリティがないと思われるかも知れませんが、どうしてもこだわるところだけ特注品(ワンオフ)を使えばいいのです。
私のこれまでの経験上、特注品(ワンオフ)よりも大量生産の既製品の方が製品単体のクウォリティは高いです。日本の工業化製品なら厳しいチェックを受けて市場に出てますから当然と言える結果です。
このように家全体のコストを考えながら建物を設計するとよいでしょう。
◆役務費を削ってはいけません。
大工工事・設備工事・左官工事・塗装工事・クロス工事など、職人さん達の労務費です。これを下げると工事の質が落ちます。質を落とさずにコストを下げるには掛かる手間を減らすしかありません。
やはりここにも設計がいかに大切かが伺えます。
まずは大工工事ですが極力工場でのプレカット加工で現場では組み立てるだけにします。
現場での手加工は時間も掛るしコストのロスと言えるでしょう。
設備機器は上棟時までに全て決めておくこと。最初から配管の位置が決まっていれば工事もスムーズに進みます。
左官工事は最近では基礎の巾木や玄関ポーチ周りしかありませんが、このように施工する部分が少なくなるとコストが抑えられます。
塗装工事は最初から色が塗ってある部材を使えば塗装工事が不要になります。
クロス工事も各部屋バラバラのクロス品番を選ぶよりも全て統一して同じクロスを貼った方がもちろんロスが減ります。
あとは工事全体の流れをいかに上手くコントロールするかです。現場監督の腕次第といったところでしょうか。
◆材料費にはメリハリを。
建物を作る材料についてです。誰でも良い材料を使って建てたいに決まっています。
ですが金に糸目を付けずにという訳には行きません。適材適所、掛けるところ抜くところメリハリ付けなければお金がいくらあっても足りませんね。
これは当社の考えですが、基礎と構造躯体はしっかり掛ける、後は好みに応じてメリハリを付けるといった感じで提案しています。
後からやり変えが困難な部分は慎重に検討してもらいますね。
特に外装周りは足場を伴うのでやり変えにコストが掛かります。ただし、どんなに良い材料を使っても15年位でメンテナンスを必要とします。塗り替えてもおかしくない材料がいいですね。
その反面、内装は比較的やり変えは容易です。床はフローリングですが、一生使うわけではありません。なのでそこそこのグレードの物を一定期間後には張り替えるつもりで選んでいます。壁もクロスですから汚れたら張替えですね。
すなわち室内は消耗品であると言えます。えぇっ~!って思われるかも知れませんが基礎と構造体さえしっかりしていれば室内は何度でも造り替えることが出来るのです。
◆納得して払える利益ですか?
企業である以上、営利目的で活動しているのは当然です。
利益を取らずに仕事を請け負う会社はまずありません。
WEBで「大手工務店 利益率」と検索するといっぱい出てきますが、おおよそ40%が大手工務店の利益率です。
すなわち2000万円の建物の場合、原価は1200万円で利益は800万円
この800万円の中からモデルハウスの維持費、芸能人を使った莫大な広告宣伝費、事務所の家賃、社員の給料、車両費、燃料費、通信費、保険料、税金を支払っています。
会社組織が大きいのでお客様は安心感がありますが、この800万円もお客様が住宅ローンで長年に渡って支払っている訳です。
そう考えるとどうでしょう?なんか少し腹が立ちませんか?
この利益率は地場の工務店で通常20~25%位です。
同じ原価の建物であれば原価1200万円+利益300万円=1500万円です。
この500万円の差は大きいですね。それでも安心を買う人がなんと多いことか・・・
この安心感が建築業界で一番高いコストなのかも知れません。
お客様自身が少し勉強すればこの500万円を支払わずに済みます。
世の中、無知ほど怖いものはない・・・ということですね。
福岡の注文住宅・新築一戸建ては

プロフィール

アメーバブログのプロフィールの好き嫌いに答えてみました。
好きな食べ物は?: ジャンクフード全般
嫌いな食べ物は?: 野菜系
好きなスポーツは?: モータースポーツ
好きなマンガは?: 北斗の拳
好きな映画は?: ミッションインポッシブルシリーズ
好きなテレビ番組は?: ガンダム系
好きなゲームは?: バイオハザードシリーズ
好きなブランドは?: 伊太利亜製
好きな車は?: フェラーリF40
好きな動物は?: ライオン
好きな色は?: 赤
好きな言葉は?: 我が生涯に一片の悔いなし!!
どんなヤツなんでしょうね。自分でもかなりヤバいって感じがします(笑)
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クリエイター

これは凄いですね!

ガンダムもあるし!

当社が使ってる3Dソフトのメーカーさんもこんなサービスやってるのですね。
http://www.megasoft.co.jp/3dmodel/
でこんなソフトもある訳ですね。
http://www.tamasoft.co.jp/pepakura/index.html
ホント、パソコンがあればなんでも出来る時代になったよな~
ちなみにウチもプリンターは2台、どちらもA3対応とカッティングシートを切るプロッタがありますが
最近欲しいのがコレ
http://www.rolanddg.co.jp/product/3d/3d/mdx-40a.html
なんかこれがあればいろいろ重宝しそう。表札とか簡単に作れそうですね。
でも3Dソフトで作ったプランを実際の住宅として作るのが今のところ最高に楽しいですw
お仕事が楽しいって幸せですね♪
福岡の注文住宅・新築一戸建ては

お客様の声

そういえば、最近よその会社のホームページとかを見てたら「お客様の声」みたいなのがよく掲載されていますね。
実際に完成した建物に入居してみての感想みたいなヤツです。
当社も15期目を迎え、過去に建てた家やリフォームした現場は100件近くあるはずなので
古い現場は今更なのでいいとして、ここ数年内のお客様に感想を聞いてみてもいいかも・・・
設計段階では良かれと思ってやったことが実はダメだったとか
ここはこうした方が良かったとか
ここはとても気に入っているとか使いやすいとか
このような感想を実際の生の声でお聞かせいただいて
良いとこは参考に、悪いところは今後の課題にして
ホームページに掲載したらもっと人間味あふれる暖かいホームページになるのかも(笑)
なんせ工業的視点で私が自分で作って自分で撮影した写真ばかりなので
この家に住んだらこういう生活が待っている・・みたいな想像につながる写真ってないんですよね~(汗)
室内も完成直後の家具も何もない無機質な感じですし、人っ子一人写ってないし・・・
写真はさておき感想だけでも聞かせていただければいいかも^^
このブログをご覧になっているOB客の方!是非ご協力の程、よろしくお願いいたします。
この記事へのレスかもしくはこちらからメールしていただけますと幸いです。
福岡の注文住宅・新築一戸建ては

コンテンツ改造中

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ホームページも自分で作っているひとり工務店の社長なワタクシ。
事務所(自宅の1室ですけど)ではお茶汲みから帳簿まで
現場では資材の発注、段取り、工程の管理、仕上がりのチェック、ダメ出しまで
営業面は集客からヒアリング、打ち合わせ、プランの作成、契約、ローンの斡旋、決済の立会い、引渡しまで
とにかく全部ワタクシが一人でやってるから「ひとり工務店」なのです。
それで最近気付いたのが、ご成約いただいたお客様の統計を取ってみると
なんとほとんどがご主人が先頭に立って家を建てたいという方ばかり・・・
主導権を握っているのはご主人な感じなのです・・・
普通マイホームって奥さんが先頭にたって作るもののような気がしますが
当社の場合は何故か逆。お父さんが一生懸命w
で、なんでだろうと自分なりに分析してみたのですが
たぶんホームページが男っぽい?なので問い合わせてくるお客さんも男の人が多いのかな。
まぁ男のワタクシが自分で作ってる訳ですから当然と言えばそうなのですが・・・
それでなんかイロイロと多方面から意見を聞きながらホームページの改造に着手している訳です。
まず、顔写真は公開したほうがいいという意見多数。
で用意したのがこの写真。ごめんなさい5年前の写真です。
でもそんなに今と変わってないと思うよ。(笑)
あとは保証の件が一切記載されてない。なるほど・・・10年保証は当たり前なのにいちいち書いた方が良い訳ね・・
一人だからメリットも多いけど一人だから気付かない点もありますわな・・・
要はワタクシの引き出しの数が少ないということなのでしょう。
もっと色々と勉強せねばならないということでしょう・・
その他、ご意見アドバイスありましたらお待ちしておりますm(_ _)m
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