建築金物

優れた緊結力をもつ専用金物

家を守る生命線ともいえる接合部を結合する専用金物

当社では、軸組み接合部をさらに強固にするために、(財)日本住宅・木材技術センターが定める規格に適合した“Zマーク表示金物”を使用しています。

よく世間の風潮の中には、金物を一切使わないことが素晴らしい軸組みであるかのよな印象を耳にすることがありますが、社寺建築のような太くて長い構造材ならまだしも、一般の住宅にその考えを持ち込むのは甚だ危険と言わざるをえません。阪神・淡路大震災における木造住宅等震災調査委員会の被害調査報告書に『各接合部の緊結不良が被害要因の1つ』として指摘されている通り、金物による接合部の補強はとても大切なものなのです。

アンカーボルト
基礎コンクリートが固まる前に埋め込む。キソパッキンを挟み土台と緊結する。長いのはホールダウン用。
鋼製束
床下の大引きを支える。金属製なので白蟻や腐れに強く、ターンバックル式なので調整も簡単にできる。
ホールダウン
基礎から直結した長いアンカーボルトと柱を緊結する。隅柱・筋交い端部がくる柱にとり付ける
梁受け金物
梁の高さ30cm以上で下に柱がない場合に取り付ける。地震の際の梁の抜け落ちを阻止する。
羽子板ボルト
胴差や梁などの横架材どうしを引っ張って緊結する。
筋交い金物
筋交いの取り付く端部に取り付ける。地震の際筋交いが外れるのを防ぐ。必ずビス7本以上で留める。
ニートプレート
柱の上下接合部に取り付ける。地震の際に柱が引き抜けるのを阻止する。
火打ち金物
剛床仕様の場合は小屋組みにのみ使用する。小屋組みの変形を防ぐ役割をする。
ハリケーン・タイ
小屋桁と垂木を緊結する。台風による屋根の吹き上げに力を発揮する。

こんな小さなところまで気を配って施工しています。

たかが釘と思われるかもしれませんが、釘にもいろいろな種類があります。
大工さんがなにげに使っている釘ですが、太さや長さ、釘の特性などさまざまです。

当社で使用する釘はツーバイフォー用の“CN釘”です。
この釘は在来工法などでよく使われるN釘よりもワンサイズ大きめで、釘の長さによって色が違うため、
部材を取り付けた後でも釘の頭を見れば一目で種類が分かります。

CN釘

ツーバイフォー工法で使われる釘。長さと太さによって色が違うため、現場管理にも有効である。

釘の種 長さ 胴径 頭径
CN50 50.8mm 2.87mm 6.76mm
CN65 63.5mm 3.33mm 7.14mm
CN75 76.2mm 3.76mm 7.92mm
CN90 88.9mm 4.11mm 8.74mm

ZN釘

金物取り付け用の釘で、融溶亜鉛メッキを施したものです。
他の釘では金物と金属の種類が違うため金属の電蝕作用によるサビの発生により、経年変化に対する耐久性が極端に悪化してしまいます。

種類 長さ 胴径 頭径
ZN40 38.1mm 3.33mm 7.14mm
ZN65 63.5mm 3.33mm 7.14mm
ZN90 88.9mm 4.11mm 8.79mm

PAGE TOP